今年も「江戸浴衣」を取り扱っております。
いつもお世話になっている明治創業の老舗メーカーさんの商品です。古典の柄ゆきで、ウィンドウに飾るととても映えます!
歌舞伎役者さんの舞台衣装や、日舞など踊りの手拭いを手がけられたりもされている、本格的な浴衣メーカーさんです。
毎年染め出す柄が違いますので、浴衣の柄選びをするのは、夏の時期の楽しみです。
代々受け継がれた伊勢型紙を、現代の反物の幅に合わせて復刻したりもするのだそうです。現代人と体格が違うので、昔の反物は幅が狭く、型紙の幅も今より5分〜1寸程度は小さいですから、そのまま染めてしまうと耳が出てしまいますので、型紙も新しく掘り直したりします。
こちらの反物幅は1尺程度ございます。現代のお仕立てにも対応しております。
時々、伊勢の方から伊勢型紙の彫り師さんが新しい図案を持ち込んで、良い柄があれば採用するなんていうこともあるそうです。
そのような昔ながらの商いが続いているのも、着物の業界ならではと言えるかもしれません!
こちらの生地は、綿100%で絽目になっています。絽の細かい穴が縞状に入っていますので透け感があり、涼しい雰囲気です。
乱絽と呼ばれる生地で、あえて不規則に絽が入っています。
また、最近は「近江上布」という麻の織物を注染で染めるなど、新しい試みもされているのだそうです。
近江麻は生産者が少なくなってきていますし、縞柄が多いので、かなり面白い試みだと思います。