10月14日(水)・15日(木)に京都染織の探訪をして参りました。
京都は行くたびに深い文化を吸収できるので非常に勉強になっています!!
今年は、日本刺繍の素晴らしい作家さんを見学することも出来まして、とても収穫の多い旅となりました。
初日は北野天満宮〜上七軒町の街並みを見て参りました。
北野天満宮は、境内の至る所に祭神である菅原道真が牛年だったことから、牛が沢山飾られています。
来年の干支手拭いの参考にもなりました。
その後、 西陣にあります「さらさ」という銭湯を改装したカフェに行きました。建物が文化財にも指定されており、とても立派で、タイルなど室内装飾も非常に凝っています。
カフェの店内も銭湯の面影が残っていました。カレーを頂きました。
上七軒町は京都最古の花街だそうです。
祇園や先斗町から少し離れていて、突如としてお茶屋さん風景が広がるので驚きました。
華やかさだけでなく、どこか歴史を感じる厳かな雰囲気もありました!
歌舞練場もあり、今でも北野をどりなど見ることが出来ます。
太閣秀吉が大茶会を催し、北野付近はとても賑わいを見せたそうで、
その際七軒茶屋を、秀吉の休憩所にし、名物の御手洗団子を献じたところ、とても気に入られ、その褒美として七軒茶屋に御手洗団子を商うことの特権と、山城一円の法会茶屋株を許したのが、お茶屋の始まりであるそうです。
上七軒花街が、現在も五つ団子の紋章を用いるのは、この名物御手洗団子に由来しているとのことです。
当時のお茶会が街並みや文化に多大な影響を与えている事がよく分かります。
街並みも京都の景観保存地域になっており、建物を眺めて歩いているだけで、とても勉強になりました!