3月10日・11日、京都に商品の選品を兼ねて行ってまいりました。
初日は時間があったので、臨済宗南禅寺派大本山である南禅寺さんに行ってきました。
南禅寺の方丈にある枯山水庭園“虎の児渡しの庭”は「小堀遠州」による作庭だそうです。
全く知らずに見学しておりまして、あとで調べて驚きました(^_^;)
「小堀遠州」といえば、江戸初期の茶人です。遠州緞子・遠州裂の文様が、着物や帯の文様として用いられることがあります。遠州裂とは、小堀遠州の好みの裂の一つで、遠州緞子と呼ばれる裂は数種あり、色違いの石畳文(市松)に、唐花文と七宝文、牡丹・椿・菊などを配したものが有名です。
実際に不識庵と窮心庵というお茶室もありました。窮心庵の周りには南禅寺垣と呼ばれる竹垣があり、見応えがありました。
すぐ裏が林になっていて、風のそよぐ音・草木のざわめく音が聞こえてきます。
スポーツの大会や映画などエンターテインメントの世界とは違うので、沢山の人と共有できる盛り上がりや楽しさはありませんが、代わりに心洗われるような「静寂」が広がっています。
素晴らしい庭園でした。
京都探訪2021(その2)へ続きます!!