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オリジナル捺染きもの第一弾 麻の名古屋帯「朝顔」

 

 暑い日が続きます。オリジナルで“朝顔の帯”を制作しました!

 

麻の生地を使いまして、唐草風に朝顔を描きました。同じ柄で手拭いを染めたのですが、お店で使っていてもとても評判が良く、手拭いではもったいない柄なので帯のお太鼓柄にしたいと日頃より思っていました。

 

 

下絵から描きまして、型を2版起こし、染め工場同様の染め台で帯に染色し、蒸しや水元・湯のしなどの専門的な工程を経まして、ようやく創作の帯として仕上がりました。

 

 

下久では図案から描き起こしたオリジナルの着物を制作中です。今年〜来春にかけて第二弾・第三弾とお披露目できれば!と思っております。

 

 

 写真のように、お休みを返上して自ら下絵から制作しております完全創作の帯になります。

織りにおいても、染めにおいても、メーカーさんでさえ下絵を起こすことは難しくなっています。代々受け継いでいる柄の配色を変えるなど、試行錯誤しながら、生産しているというのが通常です。(それでも現代に通じるような素晴らしい柄は沢山ありますが。)

ふつう呉服屋さんでも、下絵〜染めの工程まですべてを職人さんお任せでも制作できるわけですが、それではバリエーションそのものを増やすことには繋がらないように思います。

 

ひとつひとつの作業は地味なことの積み重ねですし、地道ではありますが、何か、きもの文化を盛り上げることに繋がると良いと思っています。